投稿者: あっぱれ

ひな祭りと蛤

アサリの酒蒸し

今日はひな祭りですね。ひな祭りの行事食とされている「蛤のお吸い物」には、幸せな結婚をして添い遂げてほしい、という願いが込められています。蛤は「ペアの殻でなければぴったりと合わせることができない」という特徴を持っていることから「貞操」や「夫婦和合」を象徴するものとされているのです。

結婚の祝い膳などの慶事に蛤を使う事を最初に提案したのは「享保の改革」あるいは「暴れん坊将軍」で有名な八代将軍、徳川吉宗だと言われています。正室と死別した後、再婚をせずに独身を貫いた吉宗らしい考え方ですね。吉宗の時代は、江戸湾で豊富に蛤が採れたようですが、現在は国産はほとんどなく、スーパーなどで売られているのは中国産のシナハマグリが主流となっています。

ちなみに、蛤やあさりなどの貝類は、旧暦のひな祭りの頃(4月頃)に、一番美味しい時期を迎えます。貝の産卵時期などの科学的情報がなかった時代から、一番美味しい時期に行事食として利用していたなんて、昔の人は、つくづく旬の味に敏感だったのだなあと感心してしまいます。

春に向けて、あっぱれのアサリの酒蒸しも美味しい季節を迎えます!